英語の勉強兼&趣味を兼ねて、最近はずっとこれを読み込みながら走り込んでおりました。

Training for the Uphill Athlete: A Manual for Mountain Runners and Ski Mountaineers
- 作者:House, Steve,Johnston, Scott,Jornet, Kilian
- 発売日: 2019/03/12
- メディア: ペーパーバック
残念ながら邦訳版はまだ出版されていないのですが、山岳アスリートのためのトレーニング指南本としては中身が網羅されていてかなりおすすめできるかなと。(多少専門的な用語は出てくるけど、英語は難しくなく読みやすいです。途中出てくるアスリートの物語も面白いし。)
トレーニングに必要なことはすべてこの本の中に書かれている。(栄養学的な部分はなし)
まずは長い距離走ることに必要な要素は何か?から始まり、その仕組みを前半でがっつりと説明。ここでATPが無酸素、有酸素運動で生み出される仕組み、LT、AeTがしっかり理解できるようになりますと。
そしてそれを強化するためにはどうするべきか?からのトレーニングの個別メニューの説明、中長期での目的別のメニューの組み立て方が詳細に説明されている。
自分の目的に向けて、何をすべきだろうか?今このトレーニングは何のためにやっているのか?知ることで、よりモチベーションは高く維持できるし、どこにどういった負荷をかけるべきなのか集中できる。
自分自身で知識を持つことで試行錯誤しながら知恵を身につけ実践していくことで、より自分自身にあったメニューを組み立て、自分の体と相談しながら修正していくことも可能。
長い人生で、長く楽しんでいくためには、こういう楽しみ方の方がいい。
注意点としては、ある程度この手の本を読んだことのある人であれば斬新な内容はあまりないです。好感が持てる点は、本書の中でもそのことについては何度も記載されている点。すぐ成果がでるようなトレーニング方法?そんなものはない!
とにかく低強度のペースで走りこむことが大切。高強度トレーニングをやることで、低強度のトレーニングのボリュームを減らすようなことがあってはならないと。
となると、あとはやるしかねえ。ということでちょっとだけトレーニングメニューに変化を加えながら最近は頑張っております。そちらはまた後日。
”Trainign is not the work you do, It is the effect that work has on your body.”
*適当意訳。
トレーニングってのはやった内容が重要なんじゃないと、その効果がすべて。
(本書内ではだからこそ、これまでいろいろ試されてきた方法で最も効果があるメニューを紹介するから、しっかり理解して、組み立てて活用しなさいよ!と)
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