限界は何が決めるのか? 持久系アスリートのための耐久力

限界は何が決めるのか? 持久系アスリートのための耐久力(エンデュアランス)の科学

限界は何が決めるのか? 持久系アスリートのための耐久力(エンデュアランス)の科学

  • 作者: アレックス・ハッチンソン,露久保由美子
  • 出版社/メーカー: TAC出版
  • 発売日: 2019/09/14
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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限界は何が決めるのか?をテーマに、”限界を決めるのは心か体か?”、”限界に影響するもの”、”より限界に近づくための可能性”という3つのパートで、たくさんのレースや研究の事例をもとに話は進んでいく。

 
実証された具体的なトレーニングが紹介されているわけではない。また絶対的にオススメされている何かがあるわけでもない。ある程度の情報や知識を持っておかなければふーんで終わってしまう可能性が高い。自分なりに事例を理解し、情報を整理し、さらに自分で調べたり、実践して見なければ有用にはならないと思われる。
 
さて自分なりの大きな結論としては、脳が、自分自身が、心が、限界を決めている可能性が大いにありうるということは言えそうだ。という話。
 
ランニングの3大要素、Vo2max、ランニングエコノミー、LTこの数字が高いからといって早いわけではない。強いわけでもない。それ以外の何かがある。ここではそれは脳、自分自身が、心が関係しているのかもしれないという話。だからこそスポーツは面白いのかもしれない。
 
さて、となると、限界を突破するにはどうすればいいのか?という話にはなってくる。この本の各事例が参考になるかもしれないし、ひょっとしたら他の本、研究の事例といった情報なのかもしれない。そして試して、戦って、自分の限界を突破していく絶え間ない努力。信じる心、確かな技術と体力が必要になっていく予感はする。
 
自分が限界を越えようとする時を考えてみる。。。
去年の夏頃までは”とにかくやるんだ”というよくわからなモチベーションがエンジンになっていた。これはスコットジュレックのEAT&RUNでの父親の口癖が心になぜか残っていて、そこに理由なんてなんにもない。ただ”とにかくやるんだ”という事実だけ。これで頑張っていた。
 
去年の夏が終わって、”悔しい”というモチベーションが燃え上がり、それに加えて ”とにかくやるんだ”も時々顔をだしながら、以前より追い込みが効くようにはなった気がする。
 
そして最近は時々やっている瞑想が役に立ち始めている気もする。追い込んでしんどい状態の時、自分の状態をほんの少しの間だけ傍観してみる。”あれなんかめっちゃしんどいけど、どこがどういう風にしんどいんだっけ?” それによって改善できることもあるし、そこでちょっと傍観している間に”悔しいから頑張らないとね”とか”とにかく今はこれをやりにきてるんだよ”と、おちついてもう少し頑張ろうという気持ちにもなったりする。
 
世の中にはスポーツする際ののメンタルについてもいろいろな研究があるようで、そういったのももう少し知りたくなってみた。それで限界を越えようときの自分の心の強さを少しでも補強できたら、なんかいいよね。
 
久しぶりにここら辺でも読み直そうかな。

極限力 Beyond Self エイムック

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いや、極限の人たちといえば原点回帰すればこれじゃないかと。たまには読み直そう。いままでは装備だとか、行程だとかにばかり注目していたけど心の動きに注目しながら。

激走! 日本アルプス大縦断 密着、トランスジャパンアルプスレース 富山~静岡415km (集英社文庫)

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激走! 日本アルプス大縦断 ~2018 終わりなき戦い~

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