TJAR装備 防寒具:finetrack ポリゴン2UL

TJARで大活躍したのは化繊ジャケット。

夏の登山では防寒具=テント場で休んでいるときに着るものというイメージを持つ人も多いと思う。自分も寒がりということもあり、アルプス登山時は必ず上下のダウンを持って行き、その日の行動が終わり、テント場で上下のダウンを羽織っていた。これで快適に夕焼けを眺めて、食事をして、夜空を眺め、気持ちよく寝て、日の出を見ることができる。が、行動中にダウンを使用することはめったにないし、使用するとしても早朝行動開始する際に最初30分くらいのイメージだった。

が、TJARでは行動中にこの化繊ジャケットを利用するケースが多々あった。要は普段行動しない時間帯や、天候時に行動するので、その際に役に立つ。日没から日の出までの時間帯はぐっと冷え込む。風が吹く稜線などは半袖とゴアだけでは寒い。化繊ジャケットを一枚羽織ることで、圧倒的に快適な登山を楽しめた。登りなど汗をかくような場面でも、上下ともにベンチレーションもあり、通気性も大変良い。

また荒天時の使い勝手も良かった。大雨で冷たい風が吹き荒れる中、多少の濡れはどうしても袖から発生してしまう。が、このポリゴン2ULは化繊であるがゆえに、本体が濡れても、そもそもなぜか濡れを感じさせない。そして濡れていても保温性が高く、かつ乾燥も早い。もちろんビバーク時の防寒具としても問題はなかった(もちろんダウンに比べると保温性は劣るが、、、)。

弱点としては、上下で収納袋が一緒なので、目印(自分は小さなガムテープを貼り付けておいた)をつけておく必要があることと、上下ともにポケットがベンチレーションになっているので、ポケットに何も入れられないことかな。テント場での防寒着としては少しだけ不便だが、行動着であるという前提であれば、ザックや他のウェアのものがあるので問題ない。

これまで化繊のダウンを利用した経験があまりないので、もっとよい商品もあるのかもしれないが、それなりの軽量性と化繊ダウンだからこその便利さは非常に評価できる商品だった。

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