志賀高原エクストリームトレイル2016

今年完走を目標にしていた志賀高原エクストリームトレイルへ。
2015年の完走率がワーストだという雑誌の記事をみて参加を決めたww
 
 
 
 
が、ガイダンは去年とはコースも大きく変更となり、きちんとした道を走るとのこと。また土砂崩れによるトレイルの崩落により一部コースを変更。総距離も60kmから54km、累積標高は2650mに。少し残念なような、ほっとしたような。
 
 
 
スタートから第1エイドまで
朝5時スタートに備えて、3時過ぎに起床。ホテルに支給された朝食を食べる。おにぎり2つとあんぱん。
10分前にスタート地点に到着。寒い!短パンの人とか本当に寒そう。
 
予定通り5時にスタート。直後はゲレンデを登る。何か心に落ち着きなく、ペース配分など意識できず、流されるままに進む。なかなか自分の走りに持っていけなかった。

特に渋滞もなく、山道へ入ってから、つづら折の登り道をまた流れるままに進んでいく。この時点でそれなりに集団はバラけてきた。
横手山、赤石山、寺子屋峰とピークはいくつかあったはずなんだけど、この辺はあまり覚えておらず。ただ日が登り、気持ちのよい朝日の中を走ったことは覚えている。ただ引き続きどうも走りが良くなかった。気持ちも体も浮ついていて走り方がかなり雑だった。これが、第1エイドへ向かう下りのゲレンデでの悲劇へと。
 
下りのゲレンデの傾斜がかなり急で、膝への負担がまずいかもと感じながらも、最近は痛めることも少ないのでなんとかなるだろうと走り続けると、案の定10分後には右膝が崩壊。激痛が走り始める。これはかなりのピンチ。本当に痛いやつ。リタイアという言葉がすぐ脳裏に浮かぶ。これはまずい。本当にまずい。
 
今思えば、序盤から登り、そこからゲレンデの下まで、走り方はかなり雑だったし、タイツやサポーターのズレも直していないかった、靴紐のズレもしばらく放置など、膝へのケアも足りなかった、いろんなことが重ねあわせた結果の膝痛というピンチだったと思う。もっと走ること、自分の体、足、トレイルの状況などをしっかりと意識しながら丁寧に走る必要があったと思う。
 
 
第2エイドまで
第1エイドはコースから400mほど外れるということで予定通りパス。その後フラットな道が続くと聞いていたので、ここで膝の様子を見ることに。この時点で残り35km。とにかく膝がキリキリ痛む。この時点で棄権してしまう可能性大。あまりに悔しいので棄権する前にできること全てはやろうと思い、念のため持ってきていたロキソニンも投入してみる。

トレイルはフラットで、ふかふかの落ち葉。紅葉の道を気持ちよく進める。膝痛くなかったら最高なんだろうなー。熟平からは奥志賀まではゆるやかなロードの登り、走りながら、歩きながらを繰り返し進む。ここを一気に登れるくらいではないとまだまだ甘いということなんだろうな。
 
 
第3エイドまで
道がフラットだっただからだろうか、ロキソニンを投入したからだろうか、サポーターをしっかりとまき直しただからだろうか、膝の痛みがおさまった!
エイドで飲み物、食べ物、トイレを済まして、リフレッシュして再出発。膝が大丈夫な今距離をしっかり稼ごう、こうなったら登りでいくしかない、という気持ちでコースの中でも登りが急な焼額山への道を集中して進む。流し、流されて進んまず、今ここに意識を集中して進んで行くということはスピードへつながる。焼額山の下りは厳しいかなと思っていたけど、ある程度スピードをセーブしながら下り、膝はなんとかセーフ。ここらへんでようやく自分の走りができたかなと。膝の痛みも収まり、カフェインいれてようやく目が覚めた感じ。気持ちよく下れた。
 
 
第4エイドまで
エイドで休憩後、下りは再度ゲレンデ。膝をもうこれ以上傷められないと、丁寧に下る。スピードを落としてのジグザグ走行。とにかく何が何でも完走してやるんだという気持ちでまさかの後ろ向き下りも実施ww。これは本当に楽だった。なんてことを楽しみながららやっているとあっという間に第4エイドに到着。
 
 
ゴールまで
残りはあと9km。膝はまだ大丈夫、足もまだ動く。体力もまだある。ここまできたら最後出し切ろうと気持ちを切り替えた。
登りを積極的に攻める。フラット、下りも今までやってきた感じで走る。気持ち良く風を切る音を楽しみながら進む。途中4-5人追い抜き、ただひたすらに夢中で進む。さすがにスピードを上げたせいか足もいい感じで疲れてくる。やり切りたいんだという気持ち。走り抜きたいんだという気持ちでゴールまで一気に駆け抜けた。ゴールして、やりきったという気持ち。
膝が爆発というアクシデントはあったもの、無事それを乗り切って、自分自身、それなりに満足いく走りができたという気持ちがぐっと湧いてきた。

この充実感、腹の底からのやりきった感。この感じ、そこからずっと、今日もまだ心のどこかに残っている。これがあるから、きっとみんなまた走り出すんだろうな。自分ももっとたくさん走って、もっと気持ち良く、もっと早く、もっと楽しく走りたいなと、また強く思ってしまった。
 
 

 TIPS

・靴の大切さ
前日のコース説明で比較的道はドライとのことでバハダ2を選択。これは失敗。途中少し湿っている粘土質的な場所は滑る滑る。あと道が細くて斜めってる苦手なところも走りにくい。道を掴まないので足元に全面的に信頼ができず、スピードも上がらない。今後バハダの使い方はよくよく考えないとだな。
 
・ゲレンデ下り
斜度がきついと下りであっという間に膝をやられる。斜めにジグザグに下るべし。
 
・服装
特に問題なし。心拍数ベルトは締め付けが不快になるので今後は不要かも。
すぐ乾く靴下は欲しいかも。濡れたあとのリカバリが早そう。ただ今回メリノウールでも不快度はそんなになかった。
 
・ジェル
サロモンの150mlのフラスクにshotz lemon limeを3本いれてあとは水と混ぜる。飲みやすかった。カフェイン入りも、二日間くらいカフェイン断ちしてたので効果があった。特に1本目、飲んでからようやく正常な意識をとりもどした。温存して30kmすぎたあたりで飲んだので、もう少し早めに飲んでもよかった。
 
・前日夕ご飯と当日朝ごはん
食べ過ぎは注意。前日夕ご飯は早寝しないといけないので翌朝残るし、そもそも食べ過ぎるとしんどくなる。朝ごはんも今回スタート90分前におにぎり2つとあんぱんを食べたが走っている最中胃に残っていて吐きそうでしんどかった。少なめにして、最後ジェルとかの方がいいね。
 
・食べたもの
持って行ったもの:ショッツ 3、ショッツカフェイン入り 2、クリフショットブロック 1かけら、CCD 1 。飲み物 約2l (最初ポカリ1.2l+水0.3l+ショッツエレクトロライトパウダー、第3エイドで0.5l補給してショッツエレクトロライトパウダーを混ぜる )
 
第2エイド:塩バナナ 2切 (1切れが3分の1程度)、コーラ 2カップ、まんじゅう 
第3エイド:塩バナナ 1、コーラ 2、まんじゅう 1、スポーツ飴、飴
第4エイド:塩バナナ 1、コーラ 1.5、スポーツ飴
 
 
・固形物はaid以外は食べなかった。朝食を食べ過ぎた影響もあるのか、食べる気がしなかった。 エイドでなんとかまんじゅうを少し食べたくらい。
 
・エイドでは食べ過ぎ注意。バナナ2切れくらいでよかった。飲みすぎ注意。コーラは二杯がギリギリ。水分は基本水補給なので溶かして飲むタイプのものはあっても良いかも。
 
電解質補充は重要。30-40km超え始めると美味しく感じたし体が欲してる気がした。
 

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