朝、テントがバリバリに凍っていた。
雲の平は周りよりも低い位置にあるため冷え込みやすいせいだろうか、明け方かなり寒く目が覚めた。モンベルの寝袋#3へダウン上下を着込んで入っていたが寒いので下はゴアと靴下を一枚追加して眠った。あとで歩いている際に途中の水たまりが氷になっていたので0度までいったのではないかと思う。
テント場を6時30分にでる。場所的に雲の平の中でもより低い場所にあり、朝日が見えない。ご来光見たい人はテント場から雲の平山荘方面に登ったあたりまで移動しておく必要がある。
雲の平の移動はおもに木道の上。木道の上は平で歩きやすいようにも思えるがなかなかの曲者。寒いので霜が降りていてよく滑る。2-3回はこけそうになったし周りの人も苦戦していた。そんな中アラスカ庭園の下でドシーンとすごい音。視界には入っていなかったが、少し前の方を歩いている単独行の人が滑って倒れ、脳しんとうを起こし、手のひらも3-5cmほどきっており、すぐ後続の別グループが呼びかけを行っていた。人手と絆創膏などはあるようで、聞いてみるとまだ誰も連絡には行ってないとのこと。とりあえず薬師沢小屋の中についたら救援要請するというミッションを持ち、先を急ぐ。
が、薬師沢への道はかなり険しく、岩だらけ、しかも日が当たらずジメジメした道ですとにかくすべる。周りの木々が道を囲っていてなかなか乾くこともないだからだろう。こういった道は地図だけではなかなかわからない。すぐに雲の平方面へ向かうグループに出会い、彼らの方が雲の平小屋に着くのが早い可能性もあるので状況を話し小屋についたら救援を要請してほしい旨を伝える。ようやく薬師沢小屋に着き、小屋の人に話すと雲の平に連絡が入り現在救助に向かっているとのこと。とにもかくにも大事でなければいいが、事故に会うと正しい判断が難しいと思った。誰がその場で様子を見てあげて、誰が助けをどこに求めに行くのか、リードする決まっているわけではないからこそ各自の判断が重要になる。
薬師沢小屋では沢登りを楽しんでいる人達もたくさん休憩をしていた。沢の水もきれいで、これを、登ってくるのも楽しいだろうなーと。
太郎平小屋までは気持ちのいい道のり、人も多くなく心地よく歩いてそのまま薬師峠のテント場へ。
テント場ではSilver week後半ということもあってかだいぶ人は減ってきていた。今回の Silver weekは並びもよく過去最大のお客さんという小屋も多かったようで、ここでも張り紙が。
テント場では福井から来たおじさんと、東京から来た兄さんと酒を飲み飯を食う。福井のおじさんは元またぎでクマやらイノシシをやるときの話、沢登りの話、釣りの話などで盛りだくさん。経験に基づく興味深い話を説得力あるテンポの話術で面白かた。自由に、心の赴くままに人生楽しんでいる感が伝わってきた。経験に基づく話の説得力のある話、いいね。
食事
朝 棒ラーメンwithゆで卵&餅&わけぎ
>ほんの少し具があるだけで幸せ度倍増。特にゆで卵テッパン。
昼 山西の山菜おこわ、味噌汁
夜 アマノフーズカレー&山西のごはん。つまみいろいろ。
行程
0500 起床
0630 雲の平テント場出発
0915 薬師沢小屋着
0935 薬師沢小屋発
1100 太郎平手前第二渡渉点で休憩
1137 出発
1225 太郎平小屋着
合計行動時間7時間25分
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